就活に悩む人、仕事が億劫な人におすすめ。働くことが楽しみになる小説!
手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ / 喜多川泰(著)
働きながら子育てしてる方、大変ですよね。
私もこの本を読む前は、時給低いのに、なんでこんなに頑張って働いてるんだろう?なんて考えている社会人でした。
この本読んで、自分、かっこ悪いって気づきました。
タイトルからなんとなく想像できるかもしれませんが、就活に出遅れた主人公が謎の「手紙屋」という人物と十通の手紙をやり取りして、就活に対する意識や行動が変わっていくストーリー。
就活生向きじゃん?って思うかもしれませんが、とんでもありません。
大学生にも社会人にも必ず心に響きます。
「手紙屋」と出会う場所は、お一人様限定の書斎カフェ。
設定がもうおしゃれじゃないですか?
手紙屋の広告をみた主人公は、勇気を出して手紙を出してみることに。
最初に届いた手紙では、一風変わったあることを提示されるのですが、その内容もビジネスとしてユニークな考えで、そういった設定にも引き込まれていきます。
最後は手紙屋の正体も明らかに!ここがまた…ね!
そして、読んでいくにつれ意識が変わっていくのがわかるのが、この本のすごいところ。
つまり、主人公と共に成長しているという実感が持てるのです。
おすすめの読み方は、一気に読んでしまうのではなく、手紙の数だけ日をわけて読むこと。
難しい言葉もなく読みやすいので、通学・通勤の際のお供におすすめです。
今就活している人やこれから就活をする人の苦悩を取り除いてくれ、同時に、働いている大人も働き方が変わるので、ぜひ読んでみてほしい本です。
そして我が子が大学生になったら読ませたいです。
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ここからは私事の話になるのですが、平凡で自己中心的な人生が劇的にかわるきっかけとなった本なので、少々語らせてください(いらんわ!って方はスルーしてくださいね)。
この「手紙屋」という作品を知ったきっかけは仕事でした。
「喜多川先生のセミナーをするから広報に協力してくれない?」
「ぜひ!」(食い気味に。)
失礼ながら当時は喜多川先生の作品を知らなかったので、広報するからには自分の言葉で伝えたい、そんな想いで読み始めました。
読んでみるとそれは『自己啓発小説』という私にとって全く新しいジャンル。
苦手意識のあった自己啓発に目覚めた瞬間でした。
貪るように全作品をあっという間に読破。
それはそれは空腹のときに焼肉バイキングに行くような感じです(わかります?)
読みやすいうえに、面白い。なんだこりゃ。
広報のため、あらゆる場所で特設コーナーを作成しました。
自分の言葉でPOPをつくり、目立たせるために人形を作り、まるでテクトコの活動をさせてもらった気分でしたね。
みんな驚いてはくれるんですが、本離れしつつある時代なので、あまり響いてる感触がなかく…自信喪失してました。
そしたら驚くことに、喜多川先生がご自身のHPで紹介してくれたんです!!
↑ちなみにこの写真は就活生である主人公をイメージして作ってます。
きっかけはどこに転がっているかわからないものですね。
足を踏み入れてみると、全く新しい自分に出会える。
それが本の面白さだと改めて感じました。
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